前回、Nexus5のUSBドライバをインストールする方法を書きましたが、今回はその流れでAndroid4.4(KitKat)から追加された新機能の「screenrecord」の使い方を書いていこうかなと。
「screenrecord」って何?
screenrecordは、Nexus5や今後他のデバイスにも配信される予定のAndroid4.4(KitKat)から追加された機能です。
今までAndroid端末で静止画の画面キャプチャーは、本体のボリュームボタン+電源ボタン、キャプチャーアプリやAndroidSDKのツールで撮る事が出来ました。
しかし、操作をしている動画は配信されているアプリを探してでインストールする必要がありました。
アプリを見つけても、有料だったり無料でも録画時間に制限があったり、要rootのアプリしかなかったので、パパさんは入れたことがありませんでした。
そんな動画キャプチャーを標準で可能にしたのが「screenrecord」です。
このscreenrecordは、開発者向けに追加された機能なので、アプリを介して録画するのではなく、SDKを導入したPCからコマンドプロンプトで操作する機能となってます。
それでは、実際に使ってみましょう。
「screenrecord」の使い方
1.Nexus5のUSBデバッグを有効にする
PCにSDKを導入する前に、Nexus5のUSBデバッグを有効にする必要があります。
これをやっておかないと、PCに繋いでもコマンドプロンプトからの操作が出来ません。
方法は非常に簡単です。
まず、設定を開き「端末情報」を開きます。
次に、一番下にあるビルド番号をひたすら連打!!
連打が完了すると「これでデベロッパーになりました!」と表示さます。
デベロッパーになった後は、設定に戻ると「開発者向けオプション」が追加されてるので、タップして開きましょう。
開いたら、USBデバッグにチェックを入れるとポップアップが表示されるので、OKをタップ。
ここまで来たら、Nexus5をPCに繋ぎます。
繋いだら、USBデバッグを許可しますか?と聞かれるので「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを入れてOKをタップで完了です。
2.PCにJDKとAndroidSDKを導入
この機能を使うには、まず最初にやっておかなければならない事があります。
それは、母艦となるPCにOracleが提供しているJDKとGoogleが提供しているAndroidSDKの導入です。
この手順をまともに書いていると、とんでもなく長くなってしまうので、以前「kingpapaへの道 4.x」でWindows8.1にSDK導入を書いた記事のリンクを貼りますので、そちらでご確認下さい。
1.Windows8.1にAndroidSDKをインストールする方法:JDKインストール編
2.Windows8.1にAndroidSDKをインストールする方法:本命インストール編
最終的には、SDKのPathが通ってコマンドプロンプトでADBが使えればOKです。
3.動画キャプチャーを撮る作業
下準備が終わったら、実際に動画を撮ってみましょう。
まず、Nexus5をPCに繋ぎます。
次に、コマンドプロンプトを起動して「adb shell」と打ってEnter。
$マークが出たら「cd sdcard」と打ってEnter。
これで内部ストレージに移動した事になります。
次に「screenrecord KitKat.mp4」と打ってEnterで録画が開始されます。
ここで打ったKitKat.mp4の「KitKat」の部分は、自分が分かりやすいファイル名をつけましょう。
録画を停止したい時は「Ctrl+c」を押してCドライブに戻ると停止します。
一応、PCでNexus5の内部ストレージに動画が追加されたか確認しましょう。
これで色々と作業の様子を撮れますな。。。
ちなみに、この作業は昨日の時点で試していて、その動画をYouTubeにアップしたので良かったら観てみて下さいm(__)m
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